中川 平三郎(Heisaburou Nakagawa)のプロフィール
[生年月日] 1948年5月23日
[取得学位] 工学博士(京都大学:1973.7)
[最終学歴] 1973年3月 名古屋工業大学修士課程終了
[職 歴] 岡山大学工学部機械工学科助手 1973年4月、
京都大学工学部精密工学教室助手 1983年4月、
(財)ファインセラミックセンター試験研究所主任研究員 1986年10月、
鳥取大学教育学部助教授 1988年10月、
鳥取大学教育学部教授 1993年8月、
滋賀県立大学工学部教授 1995年4月、
[専門分野] 精密加工、生産システム
[担当科目] 機械加工学、特殊加工学、生産システム
[研究課題]
我々が日常使用している工業製品でも、動く部分は百分の1や千分の1mmの精度で作られているも
のが多い。このように高い精度で品質のよい製品を早くやすく作るためには、高度で複雑な技術が必要に
なってくる。そこで、高精度、高品質・低コストで機械加工するための加工方法から、その機械加工を
自動化し、無人化するための工作機械の開発、さらにレーザによる計測・測定システムを統合した生産
加工システム構築の研究を行っている。機械加工される対象物も金属材料のみならず、最近話題になっ
ているファインセラミック材料の加工に対応できるようにダイヤモンド工具による機械加工の研究も行
っている。
[研究業績等]
機械部分の最終仕上げ工程によく用いられる精密加工の1つである研削加工の精度向上に関する研究
を皮切りに、ファインセラミックの機械加工に関する研究を行ってきた。特にセラミック材料は、多く
の優れた特徴を持っているが、非常に硬いために削るのは大変で、ダイヤモンド砥石や砥粒を用いた工
具で削るしかない。そのため加工のコストが高くなったり、さらに削り方で材料の強さが弱くなること
もあり、解決されなければならない問題も多くあるが、新しい加工方法や加工条件を提案して能率の良
い加工方法を見出した。また、最近のもの作りの方法が、多品種少量生産から変種変量生産に移りつつ
あることに対応するために、研削加工の自動化ないし無人化を目指した新しい工作機械やそれを動かす
ためのソフトに関する研究を進めている。さらにそのときの機械加工や工具を管理するために半導体レ
ーザを用いた計測システムの開発も行っている。
[主な所属学会・役職]
日本機械学会、精密工学会、日本材料学会、砥粒加工学会
[私の一言メッセージ]
1日1日を精一杯生きることを念頭に置いている。趣味は、テニス、ゴルフ、ヨット、スキーと体を動
かすことです。
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